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いまさらJAFに入るべきなのか? 任意保険で充分なのか?? 
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今から20年以上前、母が車の免許を取った。
自分が助手席に座っている間、何度も母の口から出た言葉は「いざとなればJAFを呼ぼう」だった。

その頃は「クルマのトラブルに遭った時のロードサービスを受けるために」という目的で、JAF(日本自動車連盟)に入会するのは当たり前だったように思う。

しかしここ10年以上、任意保険やクレジットカードににもロードサービスが付帯されるケースがが非常に多くなった。

その影響でJAFの入会者も減少しているかと思いきや、2017年には過去最多の1900万人を超えたとの発表があった。

確かにほぼ必須とも言える任意保険にロードサービスが付いているのに、JAFに入会する意義は本当にあるのか、というテーマを考えてみたいと思う。

※JAFへの救援要請は全国共通ダイヤルの「0570-00-8139 」へ。

写真:Adobe Stock

■初期費用は7000円!! それでも救援1回で元が取れる

JAFに入会する意義を考える上でやはり気になるのが会員費だろう。ベースになる費用を紹介する。

【個人会員】(クレカ一年払い)
入会金1500円、年会費5500円 ※2023/10/26現在
(自動更新や2年分以上一括支払いすると長期的な総額が最大2000円割引になる制度もある)

【家族会員】
入会金無料、年会費2000円
(ロードサービスに代表される重要なサービスは個人会員と変わらないが、ドライブマップ閲覧やJAFメイトの購読などはできない)
GWなどの出先でまさかの故障はよくあること。しかし無事に家に帰るまではクルマを捨てて帰るわけにはいかない。JAFなどロードサービスのお世話になるのだ

基本的には上記の入会金、年会費を支払えばロードサービスを原則として無料で受けることができる。

しかし非会員の場合には下記の料金がかかる。

・バッテリー上がり 13,130円
・パンク 15,230円
・一般道でのキー閉じ込み 15,230円
・高速道路上での燃料切れ 16,770円
・一般道路での故障車の牽引 13,130円+牽引料

 

金額を見ると思ったより高く、一度トラブルに遭ったと思えばJAF入会に掛かる費用は安く感じないだろうか?

とはいえここまで挙げた救援は、任意保険に付帯されるロードサービスでも対応してくれる。

しかしクルマに付属するタイヤパンク修理キットを使うパンク修理、タイヤチェーンの着脱、雪道やぬかるみからの引き上げ、自然災害に起因した事故や故障などはJAFでないと出動してもらえないケースも多く、JAFに入会するメリットは大きい。

さらに任意保険に入っていていても、任意保険にロードサービスが付いていないクルマというのもある。

その一例がレンタカーだ。レンタカーは当然任意保険には入っているが、レンタカー会社によっては追加料金を払って保険をグレードアップしないとロードサービスが付いてこないという場合もある。

それ以前に任意保険のロードサービスは任意保険自体がそうであるように「クルマに掛けるもの」、JAFは「人に掛けるもの」という大きな違いがある。

例えば友人のクルマのトラブルでもJAF会員が同乗者にいれば、会員のロードサービスの恩恵を受けられるし、不測の事態に備えとしてJAFに入会する価値はある。

損保との違い

■ファミレスでの割引?? 意外に使えるJAF特典

JAF会員証での各種割引は認知度が非常に低いのだが、家族会員を含めJAF会員だと驚くほどいろいろなところで割引を受けられる。

分野ごとに代表的なものを挙げていこう。
※現在内容が一部終了・変更されている可能性があります。

【レンタカー】
・トヨタレンタカー、日産レンタカー 基本料金10%引き
・タイムズカーレンタル 基本料金20%引き
・レンタル819(レンタルバイク) 基本料金10%引き
・ハーツやエイビスといった海外レンタカーの割引

※車種によっては対象外となることもある
バッテリー上がりなどは非常に多く発生する現象。JAF会員ならば何度救援を呼んでも無料だ(バッテリー交換になった場合のバッテリー代金は実費)

【フェリー】
・青函フェリー 10%割引
・太平洋フェリー 10%割引(二輪含む)

【飲食店】
・ロイヤルホスト 5%割引
・牛角 3000円以上で500円引
・ドミノピザ M-Lサイズ 25%割引

【アミューズメント】
・シダックス、カラオケ館 ルーム料金30%割引

【買い物】
・オートバックス 5%割引
・紳士服のAOKI 10%割引

【引っ越し業者】
アート引越センター、サカイ引越センター、アリさんマークの引越社 基本料金20%引き

上記以外にも山のように割引対象店舗があるのに加え、個人会員になると年10回送付される軽い気持ちで読めて楽しめる会員誌のJAFメイト(小さいことながらこれも買うと86円+消費税だ)には期間限定となる割引クーポンまで同封される。

「寄った先の施設やサービスがJAF会員割引の対象か」を調べる手間はあるものの、これだけの施設やサービスで割引になることを考えると、元を取るのは難しくはないはずだ。

■モータースポーツライセンスにはJAF個人会員が条件

もし将来的な願望だとしても「話題になっているGAZOOラリーチャレンジに出たい」、「公式なレースに出たい」といった気持ちがあるなら、前者ならB級ライセンス、後者ならA級ライセンスといったモータースポーツライセンスが必要だ。

モータースポーツライセンスは日本国内ではJAFに発行してもらうのだが、取得にはJAFの個人会員であることが条件だ。

そのためモータースポーツライセンスが欲しいなら個人会員でのJAF入会が必須となる。

取得自体は国内A級までは時間と手間はかかるが、取得は難しくなく話のタネにも実は有効だったりする。

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【まとめ】

改めて調べてみるとモータースポーツライセンスは一般的でないとしても、入会時に最大6000円で掛かる費用に対し、得られるメリットは大きい。

任意保険では対応できないロードサービスと各種会員割引だけでもJAFに入会する価値はありそうだ。

頻繁にクルマに乗らない人ならばまだしも、年間1万km以上走るのなら転ばぬ先の杖としての価値はあるかもしれない。

JAFの新規入会は公式サイトから